【資格】独学攻略!カイトのFP体験記
前回の記事で、FPについて興味を持ってもらえたと思うので、
今回は、私のFP3級の体験を書いていこうと思います。
FPの攻略方法も書いていきますので、是非参考にしてみてください!
前回の記事はこちら👇
daigaku-ko-ryaku.hatenablog.jp
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なぜFPを取ろうと思ったのか
私がFPを取ろうと思ったきっかけが、不動産関係の仕事に興味を持ったからです。
実は、不動産とお金には非常に密接な関係があり、高額な商材だからこそ住宅ローンや税制度をよく知っておく必要があると考えたため取得しようと思ったのがきっかけです。
また、今後の私生活で保険や年金のことについては役に立つので私的な面の意味でも知っておきたかったのです。
FPの資格は、仕事面だけでなく、私生活においても役に立つ知識ばかりですので、皆さんも是非資格取得を検討してみてください!
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FPとはどんな試験か
FPの試験は簡単に言うと、金融関連の知識を身に着けるための資格です。
その内容は主に下記のように6つに分かれています。
- ライフプランニング(人生設計や年金、社会保険など)
- リスクマネジメント(生命保険、損害保険など)
- 金融資産運用(株式、投資信託など)
- タックスプランニング(各種税制度)
- 不動産(不動産関連の法)
- 相続・事業承継(相続税など)
とこのようになっています。一見難しそうなこと勉強しなきゃいけなそうに見えますが難易度はそれほど高くなく、毎年の合格率は70%を超えています。
どなたのライフイベントにも必ず関係のあるものばかりなので、早めから知っておきたいですね。
出題に関しては、学科と実技があります。
学科では、60問の出題があり〇✕が30問、三択一が30問となっています。
時間も2時間あるので落ち着いて解けば問題なく通過することができます。
合格基準点は36点(6割)とかなり低い設定なので、ちゃんと勉強しておけば取得しやすい資格なのです。
一方、実技は20問の出題がありすべて三択一で構成されています。
時間も1時間ありますので、余裕をもって解くことができます。
合格基準点は、こちらも6割ですので焦らず解けば取れます。
実技と聞いて、めっちゃ計算難しいんじゃないかと思われたかもしれませんが、全く難しくありません(笑)
一応、実技ということで計算問題はありますが、電卓持ち込みができるので計算アレルギーがある方でも全く問題なく解けますのでご安心を。
この学科と実技の両方の合格で三級の合格になります!
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FPの分野別攻略方法
- ライフプランニング
1問目は関連法規とFPのコンプライアンスから学科・実技ともに必ず1問出題されます。
社会保険では、健康保険中心の出題ですが、雇用保険又は労災保険から1問程度出題されるので基本的事項をしっかりおさえておきましょう。
また、公的年金は、老齢基礎年金、老齢厚生年金の受給要件が重要です。被保険者を区別できるようにしておきましょう。
繰上げ・繰下げ支給の概要や遺族年金は受給できる遺族の範囲をおさえましょう。自営業者の独自の年金制度も忘れずに。
住宅関連は、住宅ローンの賞品(フラット35等)、住宅ローンの返済方法(元利均等・元金均等)の相違点、繰り上げ返済についておさえておきましょう。
- リスクマネジメント
ここの範囲は、生命保険、損害保険の仕組みを確実に理解しましょう。
火災・地震保険、自賠責保険やその他保険の補償の範囲とその対象、傷害保険の補償範囲を覚えましょう。
保険金の課税関係、生命保険料の控除については、タックス・プランニングでも出題されるので確実にしておきましょう!
- 金融資産運用
この範囲は、日本銀行の金融政策の効果、金利変動の要因を重点的に理解しておきましょう。
これを理解しないことには、その先の内容も理解できなくなってしまいます。
個別の金融商品では債券、株式、投資信託からの出題が比較的に多くなっています。
債券は基礎知識とリスク、株式は基礎知識、投資信託の仕組みと分類を明確にしましょう。
あとどの商品も税金制度は必ず確認し、紐づけしておきましょう。そうすることで、他の内容との合致がとりやすくなります。
- タックスプランニング
所得税のしくみや計算についての出題が大部分です。
各種所得の金額の計算方法をマスターすることを目指してください!また、損益通算ができる所得・損益通算の制限も覚えましょう。
所得控除は、配偶者控除、配偶者特別控除の要件、扶養控除は年齢要件と控除金額は非常に重要なので確実に覚えましょう!
税額控除は、住宅ローン控除の要件と控除金額を明確にしておきましょう。青色申告制度の確認も意外と出題されやすいのでしっかり確認しましょう!
- 不動産
登記記録について特に登記簿のどこに何が書いてあるか、登記に公信力がないことは重要点になるので理解しておきましょう。不動産の売買は、手付金や瑕疵担保責任及び要件をおさえてください。
借地借家法は普通と定期の違いが大切です。税金については、固定資産税と都市計画税は整理しておきましょう。
居住用不動産の譲渡の特例は頻出です。法令は、都市計画法(市街化区域や市街化調整区域の違い)の開発許可をおさえておきましょう。
- 相続・事業承継
相続法での出題は、相続人の範囲と相続分、承認と放棄、遺言についておさえておきましょう。
相続税の計算方法も必須項目。相続税法上の相続人、遺産にかかる基礎控除の金額、死亡退職金や生命保険金の非課税金額も計算できるようにしましょう。
財産評価では、宅地、貸宅地、貸家建付地の計算方法を明確にしておきましょう。
贈与税は、特例である相続時精算課税制度、住宅・子育て等非課税制度も確認しておきましょう。相続税・贈与税ともに配偶者控除は頻出ですので違いを明確にしていきましょう。
- 私の取り組み
ここでは、私のFPでの取り組みを紹介していこうと思います。
まず期間ですが、私は三か月の勉強で受験しました。
ですが、実際は2か月もあれば時間は足りると思います。
一日の勉強時間も1時間で毎日欠かさず行えば十分に取得可能なものですので、時間がない方でも気軽に取り組めます!
では、私が実際にやった勉強方法を紹介していきます。
まず一番最初に過去問を解きます。
これには理由があって、まず最初に問題の出題傾向を知ることで、テキストの無駄な部分を勉強せずに済みますので、勉強時間短縮につながります!
次に、過去問で理解した出題されやすい部分を一か月かけてテキストの読み込みを徹底的にします。(すべての範囲を網羅的に)
そうすることで、効率の良い学習ができます!
二か月目は、ほとんど過去問とテキストを行き来し続けてわからない部分を徹底的に減らしていきます。
最後にテスト前の二週間で過去問を回し、調整するといった感じです。
ちなみに私は下記のテキストを使用しましたが、図を用いたわかりやすいテキストですので、オススメです!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
FPの資格は仕事の面や日常生活の面でも使えるとっても便利な資格です。
時間のあるうちに、早めにとって良い社会人生活のスタートを切りましょう!